「特別な一着:伝統と快適さを纏う、着物リメイクジャケットの物語」

新作のご紹介です。今回は付け下げを使用し、比翼仕立てのジャケットを製作しました。裏地にはキュプラを採用しております。

過去には黒留袖を使用したジャケットも手がけたことがあります。その一着が、特別なストーリーを持つお客様に届きました。お孫さんの結婚式に出席される車椅子のご利用者様のために探されていたところ、当店のジャケットが目に留まりました。腕の動かしやすさを重視したデザインで、快適な着心地を提供することができ、お客様に大変気に入っていただけました。

f:id:kimono-oun:20240326222828j:image今回は付け下げと黒留袖と10着作ってみました。

【おうんちゃん】

Creema https://www.creema.jp/c/oun/item/onsale 

 

minne

https://minne.com/@kimono-oun

桜舞風ジャケット

春の息吹を纏うように仕立てたこのジャケットは、Mサイズの身体にすっと馴染むデザインで、穏やかな春風を感じさせる一着です。グラデーションが施されたグレーの生地は、春の訪れを告げる桜の花々と共に、柔らかくも落ち着いた色合いのベースでありながら、さりげなく自然の美しさを映し出しています。着物の優雅さを保ちつつ、過度な華やかさを抑えたこのジャケットは、日常にさりげない特別感を添えてくれます。動く度に見せる生地の流れるような動きと、変わりゆく色彩の美しさは、春の日差しの中で特に際立ち、着る人にとっても、見る人にとっても、心が弾むような装いとなるでしょう。


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洋裁の新たな境地:専門家のアドバイスで技術向上

納得いくものを作りたくて

元洋裁学校の先生に教えて頂きました。

 

. リバーシブルの秘訣
リバーシブル製品の本質は、縫い代が見えないことにあります。私が現在作っている作品は、この定義に沿っているため、問題ありませんでした。これは、どんなデザインでも両面を美しく見せるための重要なポイントです。

2. 襟のリブに革新を
通常は伸縮率をパーセンテージで計算しますが、リブの個性によって強度が異なるため、立体裁断でのパターン作成が推奨されました。この方法で、リブが持つ独特の特性を最大限に活かすことができます。

3. ポケットの技術
これまで一般的な方法でポケットを付けていましたが、一流の仕立て屋が行う技術を学びました。わずかな変更だけで、ポケットの仕上がりが劇的に向上しました。

4. 綺麗な仕立てのコツ
洋裁の仕上がりを左右する重要なポイントについて教えていただきました。ピリつきを防ぐ方法、ポケットの付け方、リブの取り付け方など、細かな技術が仕上がりの品質を大きく変えることを実感しましこれからも、さらなるスキルアップを目指していきます。

 

着物リメイクブルゾン専門店にした理由

着物リメイクの魔法:私のブルゾン愛

こんにちは、今日は、着物リメイクについて、

よくある質問「クリーニングやお洗濯はどうするの?」に答えたいと思います。

まず、私の場合は、絶対に自分では洗いません。その理由?色落ちや縮み、加工が取れるリスク、そして風合いが変わる可能性があるからです。

ドライクリーニングをお願いしています

シンプルに考えて、着物の時はクリーニングに出すのに、リメイクしたら、家庭で洗濯出来るなんてならないと思います。

 

ワンピースのように肌に直接触れる着物リメイクは、着るたびにドライクリーニングが必要になります。

これだと、どうしても着る頻度が下がってしまうんですよね。

 

でも、アウターなら話は別!直接肌に触れることがないから、シーズンごとのクリーニングで十分なんです。だから私は、着物リメイクブルゾン専門店にしているんですよ。

 

このブルゾンは、フォーマルにもカジュアルにもピッタリ合うんです。

着回し力抜群で、着用頻度もぐんと上がります。

それに、着物の繊細な美しさを保ちつつ、新しいスタイルを楽しめるんですから、もう魔法のよう!

みなさんも、着物リメイクで新しいファッションの世界に飛び込んでみませんか?

きっと、新しい自分を発見できるはずです。おしゃれは、いつだって冒険ですから!

ホームページ作成の旅

みなさん、こんにちは!今日は「お店のホームページ作成」の話です。

最初に思いついたのは、自分でドメインを取得し、WordPressでホームページを作ることでした。パソコンにあまり自信がない私ですが、YouTubeを頼りに一歩踏み出しました。

 

でも、そこで直面したのは予想外の壁。😩

 

WordPressのログイン画面さえ表示されないのです。

調べてみると解決策はたくさんあるものの、専門用語が飛び交い、何をどうすればいいのかさっぱり…。

三日間も試行錯誤しましたが、結局は「これは私には無理かも」という結論に至りました。😢

 

そこで、プロの手を借りることに。ホームページ制作会社に資料請求をしたところ、迅速な対応で驚きました。

なんと、すぐに電話があり、ズームでの打ち合わせの提案が!

ここでまた一つの壁にぶつかりました。

私、ズームの使い方も知らないんですよね…。

 

でも、担当のIさんがとても親切に一から教えてくれました。

 

ズームの使い方から、私のぼんやりとしたイメージを具体的な形にする方法まで、丁寧にサポートしてくれました。

この経験から、ホームページを作るには、自分のイメージを明確にし、必要な情報や素材を整理することが大切だと学びました。

Iさん、本当にありがとうございました!

ぽんこつ50歳女子が、着物リメイクブルゾン屋になると決めた日

着物リメイクの旅:私のブルゾン屋開業物語

こんにちは!今日は、私がどのようにして着物リメイクブルゾン専門店を開業することに決めたか、そのストーリーをシェアしたいと思います。

 

刺繍帯の出会い:アイデアの始まり

私の趣味は着物リメイク。ある日、帯を解くいていると息子が、「これでスカジャンを作って」と言ったんです。

作ってみたらカッコいい😍

もっと作りたい!

でもね、帯は張りや素材が色々で適している素材をみつけるのが困難、今回はたまた合っただけ。

ということで、刺繍が映える黒留袖をブルゾンに作り始めたのです。

 

ブルゾンへの情熱:手作業の楽しみ

パターンを作り、デザインを決める過程は、私にとってとても楽しい時間。フリマサイトやハンドメイドサイトでの販売も始めました。

でもね、働きながらだと作れないのよ。😩

イデアは溢れてでるのに。この組み合わせ良いかなとか、

この着物めったにおめにかかれないシロモノだから早くブルゾンにしてみたいとか、

思いばかり溜まっていって、、、、、

縫製だけでもお願い出来ないかな🤔

そこで、力を貸して下さいとお願いしたのが、Sさん!

快く引き受けてくださいました。(感謝)

 

協力者たち:匠の技との出会い

Sさんは、私に縫製を教えてくれた先輩。

言い忘れていましたが、😅私 珍しいオーダーの縫製をする所で8年働いています。

このSさん凄いの😳

出来上がった製品が綺麗で、なんでも縫えちゃうの。

職場でも難易度の高い物はSさん担当という逸材。

かなりポンコツな私を、丁寧に何度も何度も教えてくれて指導してくださった方。

 

そうしていくうちに、裁断もお願い出来ないかな、と思い。

Sさんの紹介でHさんという素晴らしい協力者に出会いました。

 

Hさんは45年以上の職人経験を持つ内職職人。

 

その方に裁断の仕方を伝えていた時

パターンを写す流れるような手さばき、正確さ、

静かで心地よい旋律を奏でるような裁断に衝撃をうけました。🙀
SさんとHさんがしみじみ言っていました。

「昔はちょっとしたことでもすごく怒られた」って

こうして身につけた技術は真似できないものだなって感じました。

 

この一連の動きは、縫製の美学と繊細さを体現している!

この技術を眠らせておくのはもったいない!そう思ったんです。

古き良きものを大切にする。それは技術も一緒なのでは!

 熟練の職人技と知識、手仕事の良さを

日本から海外の方にも知っていただきたい衝動にかられたのです。

世界一の:着物リメイクブルゾン屋の夢

匠の技と個性ある着物の素材が融合し、世界に一つだけ唯一無二のブルゾンが生まれます。私の目標は、世界一の着物リメイクブルゾン屋を作ること。この旅はまだ始まったばかりです。

続きは次回!着物リメイクの魅力について、さらに詳しくお話しします。